放射能測定器、線量計の無料貸し出し

放射能測定器、線量計の無料貸し出しの要求が最近爆発的ともいえる状況で広がっていますね。

福島市の市民グループ「子供たちを放射能から守る福島ネットワーク」では、最近高くなっている放射線量の測定用に、市民への無料貸し出しを始めています。

ただ、あっという間に貸し出し機が無くなり、相当な順番待ちなようです。

そりゃそうですね、多くの学者が猛烈にクレームをつけている年間20ミリシーベルトとする基準は、原発労働者なみの基準を子どもに押し付けているようなもので、いくら国が安全と言ったところで親としては不安でたまらないのが普通というものです。

ところで、5月26日の厚生労働省の発表によりますと、福島県いわき市の海で、水深1メートル~2メートルから獲ったヒジキとアラメについて、今回初めて食品衛生法の暫定規制値を超える放射性物質が検出されたということです。

福島第一原発の放射能汚染水の海への廃棄、メルトダウンによる空間を介しての放射性物質の飛来・・・いずれも被害が深刻化するのはこれからです。海や川と同様に土壌汚染も深刻なため、これから食物連鎖によって放射能の濃度が非常に濃くなっていきます。食物連鎖の頂点にいる人間に、最終的なしわ寄せがやってきます。


福島県に住んでいる方々を中心に、いったいいつまでこの状況が続くのだろう?と心配は尽きません。

残念ながら、この先永遠ともいえる期間、放射能汚染にさらされます。最初は半減期の短い放射性ヨウ素が中心になりますが、次第に半減期数十年レベルのセシウムが残り(チェルノブイリが未だにそうであるように)、ほか原発で作られる200種類以上の放射性物質のうち半減期がざらに数万年となるものがいつまでも残ることになります。

土壌改善はチェルノブイリでも効果をあげていませんし、すでにパンドラの箱は開いたままで人類はただ堪えるしかないわけです。

人は放射能を作ることはできても、無くすことができません。食べ物も飲み物も、私たち原発を許してきた国では、汚染されたものを体内に取り入れる比率が大きくなってきます。もはやそれは避けられませんが、問題は子どもたちです。

全くこの事故に責任のない子どもには、なんとか避けられるものは避けてあげるという努力が親、大人に求められます。
福島の子どもたちは登下校時には帽子を深くかぶり、マスクをしていています。夏を迎えていくこのシーズンに、長袖ジャンパー、長ズボンのうえに手袋まで着用という”重装備”の子どももいます。

自宅の菜園や花壇の放射線量を測定していると、一週間前は3マイクロシーベルトだったのがもう4マイクロシーベルトを越えてきているとの友人からの連絡もありました。

少しずつ事態は「悪化」しているとのことです。

放射線測定器の無料貸出しを受けられる人は幸いですが、これも図書館で本を借りるのと同じでいつまでも借りていられるわけではありません。

どこで売っているか?・・・ネットを調べるとたくさん出ていますがオークション系で購入はお勧めできません。

最低でも、きちんと測定器として校正されている製品を選ばないと測定データそのものが信用できなくなります。

しっかりした輸入代理店を探すのも難しいですが、例えば楽天で探すのとアマゾンで探すのでは、個人的にはアマゾンのほうがお勧めです。

Amazonから直接新品を購入していくのが、ルートの確実性から言っても今のところ私は一番信用おけると感じています。
一応両方で調べられるような、参考記事を載せております。
放射能測定器のランキングをAmazonと楽天で比較

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