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サーベイメーターとガイガーカウンターってどう違う?

サーベイメーターとか、ガイガーカウンター、シンチレーションカウンターとか聞き慣れない言葉が流行になっているのが福島原発事故依頼の国内の現象です。

ここで用語の整理をしておきましょう。

サーベイメーターというのが、これら放射能測定器の頂点にあるような用語であって、”放射線量を測定するための携帯用の放射能測定器の総称”とご理解ください。

従って、ガイガーカウンターやシンチレーションカウンターなどすべて、サーベイメーターの一種であるということです。

それぞれに放射線の線量測定の方式が異なるために、いろいろな名称がついています。

サーベイメーターを測定方式という観点から分類すると次のようになります。とりあえずその名称だけ。
  • GM管式
  • 電離箱式
  • シンチレーション式
  • 中性子用

さらに何の目的で測定するのか、によってこれらのサーベイメータが測定できる型式とか性能とか細かく分類されます。

線量当量率測定用のサーベイメーター

”せんりょうとうりょうりつ”と読みますが、こんなことなんで一般の市民が知らないとならないのか不思議で仕方ないですが、そうも言ってられないので紹介すると・・・

線量当量率というのは、人が単位時間当たりに浴びる放射線の影響度合いを示すものです。
シーベルト(ミリシーベルト、マイクロシーベルト)といったのがこの単位です。

  • GM管式サーベイメータ:β線、γ線を測定 
  • 電離箱式:β線、γ線を測定。どちらかというと低線量用ですね。
  • シンチレーション式:γ線を測定
  • 中性子用:文字通り中性子を測定。これを担いでいる人見かけたら、そこは危険過ぎと思ってもいいです。



表面汚染検査用のサーベイメーター

これは、単位面積あたりの放射能測定ができる装置ですが、これまた最近よく聞くようになったベクレルというのが単位です。放射能を発する側から見た単位ですね。一方でシーベルトという単位は受ける側から見た単位となります。

  • GM管式:β線を測定

  • シンチレーション式:α線を測定


写真をご覧になるとお分かりのように、個人が購入といった放射能測定器ではなく、企業、病院、自治体といったところでヘビーユースに耐え、精密に測定するのに向いています。