ホールボディカウンタで内部被曝を測定

内部被曝を測るための放射能測定装置があるのをご存知ですか?

内部被曝とは、食品や水、空気などから体内に放射性物質を取り込んで、体内で放射性物質が放射線を発することにより被曝することをいいます。

この内部被曝を測定する放射能測定器を全身カウンタとか、ホールボディカウンタと呼んでいます。

全身を対象にして被曝状態を測定する機器のため、容易に想像できると思いますが大掛かりな装置になります。

少なくとも個人が簡単に買える、という代物ではありません。

2011年5月現在、現実に利用されていながらも台数が不足している現場が福島第一原子力発電所です。

かなりの大型で携帯用とは全く違って、通常は椅子に座って測定しますが複数の機器により構成されているケースが多いです。

主に、ガンマ線(γ線)を測定するための機器です。

ガンマ線を放射する最も代表的な放射性物質として、セシウム137、マンガン54やコバルト60などが挙げられます。
これらの放射性物質が体内にどれくらい沈着しているかを知ることができるわけです。

さらに厳密に測定できる装置として、ベッドに横たわって測定できるタイプもありますが、放射線医学総合研究所とか日本原子力研究所等に設置されているくらいで、通常の病院でも置いていないと思ったほうが無難です。

2011年5月18日の讀賣新聞によると、福島第一原発事故で東電協力会社の作業員(ケーブル設置作業で1ヶ月間の20代男性)はホールボディカウンタでの測定結果にショックを隠せなかったようです。

普段は数百/カウント毎分から1000/カウント毎分で収まっているデータが、30,000/カウント毎分を越えていたとのニュースです。(カウント/毎分はCPMと表現されます)

作業期間中、検査を受けたくても東電から何の連絡もなく、福島県以外で測ったところこうだった、という結果です。

政府は、放射線量の監視を強化する方針のようですが、もともとどこにでもあるような装置でもありません。

ご心配な方は、最寄の自治体経由でホールボディカウンタの問い合わせをされるほうが確実かと思われます。

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