携帯用放射能測定器の特徴

放射線を測定したいという用途のうち、一番その放射線測定器に求めることはなにか?というアンケートが雑誌に載っていました。

私自身は機能面、つまりアルファ線、ベータ線、ガンマ線の全部をひとまとめに測定する機器で手ごろなものがないので、今起こっている福島原発事故で関係するような放射能をとにかく全部測りたいというのが一番の要望でした。

ところがアンケートの結果では、「携帯用放射能測定器」を求めている声が非常に大きいことに驚きました。

うーん、と唸って考えてみると当然といえば当然かもしれませんね。。。

一般の人が、家にこもって特定の場所の放射線量を測る、という用途ももちろんあるでしょうけど、ほとんどの人は日々の生活圏のなか、あるいは旅行や出張といった出先のところでもそこに放射能があるのかないのか、ということが常に気がかりというものです。

ということは、ケータイと同じようなイメージで、多少ケータイより大きくても例えばスマートフォンくらいなら理想だなぁ・・・と思いませんか?

そのくらいの大きさの携帯用放射能測定器ならば、カバンに入れてどこにでも持ち運べるので、どこかでピーピーとかチン、チンとか鳴り始めたら(もちろん無音でカウント表示するだけのものもあります)そこでいち早く危険を感じとることができます。




多くの人はこのように、自分がいる場所が安全なのか、安心できるところなのか常に知りたいのだと理解しました。

個人用の携帯ガイガーカウンターって、これからの時代きっともっと発展しそうな商品に思われます。

放射線量と放射線の蓄積量とも測定できるのが一般的ですが、ここのところ人気が高く品薄です。ただしいろいろと商品の種類も多いので、入手まで時間がかかると言われても即決しないで価格や性能をしっかり確認して比べることをお勧めします。

また一般に携帯用の放射能測定器は、狭い空間に必要な部品をきっちり押し込むのですが例えば、ipodやWalkmanといったような携帯用ミュージックプレーヤーのように集積度は高くありません。
もともと需要の差が全く違いますので、それは当然と理解いただけると思います。

それでもそれなりに小型化に取り組んでいることで、30万円以上するものがざらなのでよくよく比較されることを強くお勧めします。

0 件のコメント:

コメントを投稿