アロカ(ALOKA)の放射能測定器

アロカの放射能測定器・・・って何のことかわかる人はある意味、かなり調べている人かこの業界にいる人だろうと思います。

アロカはALOKAと書きますが、日立アロカメディカル株式会社の商標ですね。

放射能測定器だけではなく、放射線管理システム、サーベイメータ、電子ポケット線量計、シンチレーションシステムといった放射能測定装置やシステムの専門メーカです。

もともと日立や東芝は原子炉を設計メーカでもありますので、この分野では当然といえば当然ながら先端を行っている国内で数少ない放射能測定の専門集団です。

ガイガーカウンタをはじめ、放射線測定の機器ではほとんど海外メーカのものが優勢で先行しています。
どこからか購入しようと思ったら、直輸入のルート、代理店ルートは別にしてぱっと目にするのはドイツ製、フランス製、中国製といったものばかりです。

海外製品の場合は、どうしても不安が残る点があります。
まず、マニュアル(取扱説明書)が英語のみというのがほとんど。
そして保証の問題があります。なにかで壊れたり、調子が悪くなったりした場合、テレビや冷蔵庫といった家電製品と違って海外の放射線測定器について国内で保証体制が整っているところ、というのを聞いたことがありません。

それは仕方のないことですね、私たち日本人はあまりにこの問題に対して無関心であったり、少なくとも他人事と捉えていた節がありますし大型家電量販店でも今のところ見かけません。


話を戻してアロカの製品のなかでも、ホームページ殺到というのが”個人被ばく線量計”のシリーズです。

検知する放射線の種類別、そしてアラーム付かどうかで商品が分類されています。

ガンマ線標準タイプではADM-112(アラームあり)、PDM-122(アラームなし)の2種。
エックス線タイプではPDM-127(アラームなし)
中性子線タイプ でPDM-313(アラームなし)
ガンマ線+中性子線タイプではADM-353B(アラームあり)

PDM系は、2010年度 グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞というなかなかスタイリッシュなデザインですがアラーム機能はありません。

一方でADM系は、警報レベルを超えると音、光そして振動でアラームを出すという機能付です。

こういう時期ですのでお勧めはADM系ですね、目で見えない、匂いもしないのが放射線なのでできればアラームでお知らせしてくれるほうが断然ありがたい、と思うのは私だけでしょうか。。。

それから出荷まではかなり時間がかかっているようです(2011年5月調べ)

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